術後10日目

■2018/2/1

手術から10日、もう2月に入った。

早いものだと思うが、腫れは引かない。

 

朝の診察の時、頸から顎にかけて切開した傷を止めていた医療用ホチキスが、

要所の一部を除き大部分外された。

ちらっと小型のペンチのような器具が見えたが、それを使って外しているようだ。

当然自分では見えないが、

一定のタイミングでカチャカチャと外されたホチキスが受け皿に置かれていく音が聞こえる。

最初の1本の際は痛みがあったのだが、

どうも伸びているヒゲを一緒に引っ張ったためらしく、

本来この処置は無痛のはずだと言われた。

実際その後の処置中に痛みはなかった。

 

ところで、この日出された昼食には少々面食らった。

全粥となっている。

朝食までほとんど流動食のブレンダー食だったのに、

5分粥も飛ばしていきなり全粥ときたか。

いきなり全粥

まぁ医者が食べられると判断したのだろうからと食べてみる。

 

が、

無理だ。噛めない。

 

口の中の左半分は全く感覚がなく使えないので、口の右側にスプーンで入れるのだが、

そこから食べ物を口の中で奥歯の方へ送る舌が機能不全なため、

噛んで唾液と混ぜるという作業ができない。

頭を傾けて口の中の食べ物を奥歯の方に動かそうとしたり悪戦苦闘、

前歯で舌先を噛んでしまったりとなかなか悲惨な食事である。

結果的にはほとんど噛めないまま「飲み込む」ことで完食はできた。

全部食べるには食べたが、これでいいのだろうか。

 

午後OCC外来で口の中の清掃。

口から食事するようになって以降、

起床時・3食後・就寝前の計5回歯磨きとうがい薬を使ったうがいをしてるから、

以前に比べ格段に綺麗になっていると褒められる。

 

夕食後の歯磨きの際、うがいをしていて口の中に何かあると感じて鏡を見ると、

手術した側の舌から緑色の細いテープ状の物が出て歯にくっついているのが見えた。

看護師に訴えて処置室で当直の医師に診てもらうと、

舌を切除した傷の保護材が剥がれたとのこと。

保護材は除去し、傷は綺麗で開く恐れもないということで

新たに保護材を貼り直すことはなかった。

 

それにしても全粥食事制覇までの道のりは険しい。

舌の腫れが引いてくれればそれだけでいいと思うのだけれど。