放射線治療開始

■2018/12/25

病院の自動受付で診察券を通すと、

放射線科の照射の後に担当O医師の診察が予定されている。

明日家族同伴で説明を受けるので、今日は照射だけのはずなのに、まただ。

PET-CTの結果はもう届いているはずなので、その件に違いあるまい。

もやもやを抱えたまま地下の放射線科に行く。

 

人生初の放射線治療。

機械のベッドに仰向けに寝て、先日作った固定具を頭にセットする。

固定具はメッシュ状で、姿勢が合うとぴったりとフィットしてぶれなくなる。

真上にあった照射ユニットが頭の左側に回り込んで移動してきた。

機械音はするが痛みや刺激などは全くない。

照射自体は10分前後で終わった。

 

照射終了後看護師に続けてOCCに行くよう言われたが、その際

O医師の診察となっているが、看護師による入院の説明だと言われ、

何だそうなのかと拍子抜けする(もちろん少しほっとした)。

 

OCCに寄ると、看護師ではなく、O医師がいる。

家族同伴の説明前日に私だけ呼んで、何だというのだ。

しかも机の前のディスプレイには一目でわかるPET-CTのカラー画像が・・・

もはや腹をくくるしかない。

転移告知、余命宣告、なんでも来い。

よし、こうなったら先手を打ってやれ。

 

私「それ、PET-CTですよね、どうでしたか?」

O医師「やっぱりここに病気がありますね。先月のCTがこれで、ほとんど何も見えないのに今はこんなに大きくなってます。進行が早いです。あと他の部分には転移はありませんでした (・・・・・・・・) 。」

ここしばらくこの時ほど安堵したことはなかった。

思わず「よかった!」と声が出てしまった。

とりあえず近々死ぬようなことはなさそうだ。

 

あらためて今回の癌の状態や治療方針の説明があって、

また明日ご家族ご一緒のときに詳しくお話しますとの事だった。

家族同伴の説明前に予定外の診察が入ったので、

PET-CTの結果がよほど悪くて先に言われるのかと思っていたと話すと、

O医師は苦笑して「それなら普通逆です」。

病状が悪いなら患者本人より家族に先に話をするものだ、と。

考えてみればそうだろう。

どうも疑心暗鬼になってしまう。

 

いかばかりか安心した後、最後の自動会計機の請求表示に固まる。

2万6千円超え!

そういえば、放射線治療の治療費をネットで調べたら、

初回だけ1~2万円の加算があるようなことが書いてあった。

多目に持っていたから何とか払えたが、あぶなかった。

明細をみると、照射だけなら7千円程度のようだ。

それにしても週5回で3万5千円、4週なら14万円だ。

協会けんぽに限度額認定証明の依頼を連休前に出してあるのだが、

まだ来ない。

早く来てもらいたいものだ。

 

いつものように病院から自宅まで約25分歩いて帰る。

帰宅前に床屋で散髪。

次の散髪は退院後だから2カ月以上先になるので、いつもより短めにとお願いした。

もとより頭頂部が薄くなってきていることもあって、散髪後の頭の軽さよ。

 

余談だが、

病院からの帰りがけに転移がなかったことを母親に電話で知らせたら、

お祝いだとかでステーキ肉を買ってきた。

治ったわけでもないのにとは思うが、親心はありがたくいただく。