術後1日目

■2018/1/23

午前中にICUから一般病室に移る。

その際若い看護師3人がかりで体を拭いて着替えさせてもらった。

着ている手術着を脱がされて温タオルで上半身、脚を拭いてもらう。

おしっこの管が通されていてオムツをつけさせられている状態で、

「おシモは管がついているので、手で洗いますね〜」

なんて明るく言われてオムツ広げられて、石鹸とお湯で下半身手洗いである。

相当恥ずかしいが、何も考えず開き直ってさっぱりとさせてもらった。

 

また左腕に点滴が刺してあるのだが、

それとは別に左手首にもう1本点滴の針が刺してあった。

何でも脈をとる動脈に刺してあるとのことで、動脈に点滴なんて初めて聞いた。

もう不要なのでと動脈の方は抜いてもらったが、

下手すると抜いたときに血が噴き出ると脅かされる。

針を抜いたのは看護師でなく医者で、血は噴き出ず(当たり前か)、

そのままタイマーで時間を計る中、5分間強く押さえられた。

 

特に痛みなどないかと聞かれたので、左耳が聞こえないと申し出る。

最初の頃は手術後のガーゼが耳を覆っているのかと思っていたのだが、

触ってみたら耳はちゃんと出ていて、

耳たぶや耳の穴の周りを触るとごそごそという音は聞こえるものの会話はほとんど聞き取れない。

手術の影響なのか。聴力低下のリスクは聞いていない。

手術で耳の穴が腫れて狭まっているのかと思った。

医者が怪訝そうな顔で耳を覗き込み、

何やら看護師に指示したら看護師が長いピンセットを持ってきて、

医者がそれで耳の穴から何かをつまみ出したと同時に、おお、よく聞こえる!

手術の時血などが耳に入らないように栓をしていて、

それを取り忘れていたようだ。何でもなくてよかった。

医者の一言「病気ではありません」って、あのね。

 

ICUのベッドから一般病室のそれに移る時、両方のベッドを横に並べて間に板を渡し、

その上をずらすのだが、ワタシが少し体を傾けて協力しようとしたら

「何もしなくていいです、動かないで」とお叱りを受けてしまった。

すると5〜6人がかりだろうか、「いちにのさん」でするっと移動完了。鮮やか。

 

ICUからの移動途中、

ベッドを押す看護師さんが入院後初めて見るでしょうと窓の外を見せてくれた。

一面、雪!その看護師は朝転んだと言っていた。

 

運び込まれた病室は最初の4人部屋でなくナースステーション目の前の個室だった。

今後手術跡が腫れて、予防的に開けた喉の小さな穴でも呼吸が苦しくなるようなら、

気管切開をしなければならないので、少しの間はここで経過を見ますとの説明だった。

今のところ息苦しさはないので大丈夫とは思うが、

この期に及んで気管切開は勘弁してほしい。

ICUから一般病室に移った直後

夕方になって、お願いしていたことが一つかなった。

おしっこの管を抜いてもらえることになったのだ。

「はい、ゆっくり息を吸って、吐いて、吸って、吐いて」で息を吐くタイミングで一気に抜く。

しばらく違和感があったが特に問題なし。

これを抜いてもらえないとオムツが外れず自分でトイレに行けない。

いかに病人とはいえ、

世の中には不本意ながらそうせざるをえない方々がたくさんいる事は頭では分かっていても、

オムツに排便はどうしても嫌だった。

 

おしっこの管が抜けて、自由に歩けるようにはなったが、

それでも点滴と頸の手術跡から血やら浸潤液やらを抜く袋が二つ、

指先の血流から酸素量をモニターする器械といろいろくっついている。

処置室で傷の経過診察と口の消毒をすると言われて数メートルほど歩いて移動したが、

まる1日以上寝たきりでいるとさすがに足元おぼつかない。

 

この夜も うとうと→痛みで目覚め→うとうと→痛い の繰り返しだったが、

明け方頃それまでなかったことに気づく。

舌がパンパンに腫れている!切った側の舌が上顎の裏にまでくっついているのだ。

左の顎から頰もおたふくというか虫歯というかというように腫れてきた。

覚悟はしていたが、来たかという感じ。

 

何しろ、痛みは続くよどこまでも。